その場しのぎの治療が歯の寿命を縮めます
虫歯治療は「悪いところを削って詰めるだけ」で、難しいものではないと思われている方もいるのではないでしょうか。しかし、もし歯の中に虫歯菌を残したまま詰め物・被せ物をしてしまえば、歯の中から虫歯が再発し、悪化すれば抜歯のリスクが高まります。大切な歯を守るためには、慎重に治療を行うことが大切なのです。
立川市の歯医者「村田歯科医院」では、再発による治療をくり返さないために、精度の高い虫歯治療を行っています。その場しのぎの治療を重ねて歯の寿命を縮めないよう、患者様自身も治療の大切さを理解しておきましょう。
「2次的虫歯」をご存知ですか?
虫歯治療をした歯に再びできる虫歯を、「2次的虫歯」と言います。「2次的虫歯」は、生活習慣やケア不足などによっても起こりますが、実は詰め物・被せ物の精度が悪い場合にも起こりやすくなります。
虫歯治療で歯を削った部分を人工物で補う際には、高い適合精度・接着精度を追求し、天然歯のように継ぎ目をつくらないことが理想です。しかし実際には、継ぎ目に歯ブラシやデンタルフロスが引っかかることも多いのではないでしょうか。
継ぎ目部分の精度が低ければ、そこから虫歯菌が内部に入り込んでしまいます。そうなると、いくらしっかりケアをしていても虫歯が再発してしまうのです。つまり「2次的虫歯」を防ぐには、詰め物・被せ物の精度が重要になるのです。
歯の崩壊への連鎖
日本における、80歳以上の高齢者の方の残存歯数は、平均十数本であるといわれており、またこの年代の方の2人に1人が総入れ歯であるというデータがあります。この原因には、日本における虫歯治療が、「治療のやり直し」を前提にして行われている点が挙げられています。
※厚生労働省 平成23年歯科疾患実態調査より引用
歯は一度虫歯になって治療を受けると、再発のリスクを背負うものです。そうして治療をくり返せば、その歯を失ってしまう可能性が大きくなるのはもちろん、まわりの歯まで感染するリスクが高まるといった、「負の連鎖」が招かれてしまいます。
歯の崩壊の連鎖を防ぐには、虫歯の早期発見・早期治療をおこなうことはもちろん、虫歯の発症・再発を防ぐために、定期検診をきちんと受けて、しっかり予防をしていくことが大切なのです。
虫歯治療が招く「お口の崩壊ルート」